外国人の香水のつけ方を見て、なぜか少しだけ自分を好きになれた夜

六月も半ばに近づき、紫陽花が静かに色づく季節になりました。
梅雨の湿った空気の中を歩いていると、ふと風に乗って誰かの香りが流れてくることがあります。
その瞬間だけ、時間が止まったような気持ちになることがあります。
私は昔から香水が少し苦手でした。
美容業界で働いていた頃も、香水コーナーの前を通るたびに「素敵だな」と思う反面、「私には似合わないかも」と感じていたのです。
香水をつける女性は自信がある人。
そんな勝手なイメージを持っていました。
だから私が香水を買っても、結局ほとんど使わないまま棚の奥へしまわれていきました。
だけど最近、あることがきっかけで香水に対する考え方が少し変わりました。
それは外国人観光客の女性たちを見たことでした。
整えたい40代女性に、東洋漢方という新しい選択を。香水は「他人のため」ではなく「自分のため」だった
東京のカフェで仕事をしていた日のことです。
隣の席に座った欧米系の女性二人組がいました。
派手な服装ではありません。
メイクも驚くほどナチュラルでした。
だけど、その人たちが席を立ったあと。
ふわっと残った香りが妙に印象的だったのです。
強い香りではありませんでした。
むしろ近くにいて初めて気付くくらいの柔らかな香りでした。
その時に思ったのです。
「あ、この人たちは誰かにアピールするために香水をつけているんじゃないんだ」
日本では香水というと、
モテたい。
好印象を与えたい。
異性に気付いてほしい。
そんなイメージがどこかあります。
でも彼女たちからはそういう計算がまったく感じられませんでした。
ただ自分が心地良くいるため。
ただ自分が好きな香りをまとっているだけ。
そんな自然さがありました。
その姿が妙にかっこよく見えたのです。
私は気付かないうちに、
「人からどう見られるか」
ばかり考えていたのかもしれません。
婚活でも。
服選びでも。
メイクでも。
SNSでも。
いつの間にか他人の評価を中心に生きていたのです。
外国人の香水のつけ方は「存在感を消さない」
外国人の香水文化を調べていて面白いことに気付きました。
日本人は手首に少量つける人が多いですが、海外では首筋や髪、服の内側など広範囲に軽く香りをまとう人も多いそうです。
ただ意外だったのは、
「強い香りをつければいい」
わけではないことです。
むしろ上品な人ほど香りが近距離でしか分からないこともあります。
香水は自己表現の一部。
服や髪型と同じ感覚なのです。
私はこの考え方が好きでした。
なぜなら30代になってから、
自分らしさが分からなくなる瞬間が増えたからです。
20代は若さで何とかなることもありました。
でも30代になると急に選択肢が増えます。
結婚。
仕事。
転職。
出産。
老後資金。
投資。
親の介護。
人生の岐路が一気に押し寄せてきます。
だから自分が何を好きだったのかさえ分からなくなる日があります。
そんな時に香りだけは嘘をつきません。
好きな香りは好き。
苦手な香りは苦手。
シンプルです。
誰かの評価が入り込む余地がありません。
だから香水は、自分を思い出すための小さな道具なのかもしれないと思いました
自然と向き合いながら、体と心を整える。 オーガニック田七人参と、国内製造の安心感。 “これなら続けられそう”と思えるサプリを探している方へ。「香りが残る人」になりたいと思った日
先日、婚活パーティーの帰り道。
正直かなり疲れていました。
会話も頑張った。
笑顔も頑張った。
気遣いも頑張った。
だけど結果は特に何も起きませんでした。
駅へ向かう途中、
すれ違った外国人の年配女性がいました。
白髪混じりのショートヘア。
シンプルなワンピース。
派手さはありません。
だけど歩き方がとても素敵だったのです。
そして一瞬だけ、石鹸のような優しい香りがしました。
不思議でした。
美人だからではありません。
若いからでもありません。
なぜかその人は魅力的だったのです。
私はその時、
「香りが残る人になりたい」
と思いました。
見た目の美しさではなく。
SNS映えする人生でもなく。
誰かの記憶にほんの少し残るような人。
優しい言葉だったり。
笑顔だったり。
安心感だったり。
そういうものを残せる女性になりたいと思ったのです。
香水の話をしているはずなのに、
気付けば人生の話になっていました。
実は最後まで香水を買わなかった私
ここまで読んでくださった方は、
きっと最後に私がお気に入りの香水を買った話になると思ったかもしれません。
でも違います。
私は結局、香水を買いませんでした。
むしろ逆でした。
家に帰って、何年も前に買ったまま放置していた香水を全部処分したのです。
理由は簡単でした。
その香水たちは「憧れ」で買ったもので、
「好き」で買ったものではなかったからです。
モテそうだから。
大人っぽいから。
人気だから。
口コミが良いから。
そんな理由ばかりでした。
本当に欲しかったわけではありませんでした。
外国人の香水文化を見て気付いたのです。
必要なのは香水ではなく、
「自分の好き」をちゃんと選ぶ勇気だったのだと。
香水を買う話だと思ったら、
まさか全部捨てる話になるなんて。
私自身も驚きました。
でも不思議と後悔はありませんでした。
部屋の空気が少しだけ軽くなった気がしたのです。
もしかすると私たちが手放せないのは物ではなく、
「こう見られたい自分」なのかもしれません。
今年の梅雨は少し長そうです。
窓を叩く雨音を聞きながら、
自分が本当に好きなものは何だろう。
そんなことをゆっくり考えてみる夜があってもいいのかもしれません。
誰かになるためではなく、
自分に戻るために。
そんな静かな夜が、私は結構好きです。
整えたい気持ちに寄り添う、和漢サプリメント。 40代からのゆらぎや変化を受け止め、前向きに過ごしたい方へ。 信頼できる素材・製法・第三者評価まで揃った本格派サプリです。




