キャリアアップの棚卸しワークシート……自分を知る方法

六月も半ばになりました。
梅雨の雨音が窓を叩く夜、スマホの画面だけがぼんやり明るく光っています。
SNSを開けば、転職成功の報告。
昇進のお知らせ。
資格試験合格の投稿。
同じ三十代なのに、みんな何歩も先を歩いているように見える夜があります。
私はそんな夜になると、なぜか求人サイトを開いてしまいます。
今すぐ転職する気なんてないのに。
年収が急に上がるわけでもないのに。
それでも見てしまうのです。
もしかしたら今の自分より、もっと良い自分がどこかにいる気がして。
でも求人票を眺めたあとに残るのは、不思議な焦りだけでした。
「私って何ができるんだろう」
「私の強みって何だろう」
「このまま年齢だけ重ねて大丈夫なのかな」
今日はそんな話です。
転職ノウハウでもありません。
資格取得の話でもありません。
もっと地味で、でもたぶん一番大切な話。
自分自身の棚卸しについてです。
◆>>更年期のストレス・疲労・睡眠に!GABA機能性サプリ【ベルタエクリズム】キャリアアップの棚卸しワークシート……自分を知る方法
「何がしたいかわからない」の正体
昔の私は、「やりたいことが見つからない人」でした。
美容業界で働いていた頃もそうです。
接客は好きでした。
お客様の笑顔を見るのも好きでした。
でもそれが一生の仕事なのかと聞かれると分かりませんでした。
だから転職サイトを見たり、副業を探したり、資格の資料請求をしたり。
まるで宝探しみたいに答えを探していました。
でもある日気づいたのです。
私はやりたいことが分からないのではありませんでした。
自分を知らなかっただけでした。
自分が何に喜びを感じるのか。
どんな時に頑張れるのか。
逆に何をすると疲れるのか。
それを全く把握していなかったのです。
地図を持たずに目的地を探しているようなものです。
だから迷うのは当たり前でした。
まず必要なのは未来を探すことではなく、過去を振り返ることでした。
◆>>女性のリズムを整える葉酸サプリ【ベルタプレリズム】私が作った「人生の棚卸しノート」
ある雨の日の夜。
私はノートを一冊用意しました。
そこに人生を振り返って書き始めたのです。
小学校。
中学校。
高校。
社会人。
時系列で思い出していきました。
すると面白いことが見えてきました。
私は昔から人の話を聞くことが好きでした。
友達の相談役になることが多かったのです。
美容部員になった時も、お客様の話を聞く時間が好きでした。
ブログを書き始めた今もそうです。
読者さんの悩みを想像しながら文章を書く時間が好きです。
つまり私は、
「話す人」ではなく
「聞く人」
だったのです。
そんな当たり前のことを三十歳を過ぎて初めて理解しました。
キャリアアップというと、新しい能力を身につける話になりがちです。
でも本当は違います。
今まで無意識にやってきたことの中に、自分の武器は隠れているのです。
◆>>美しくなるためのサプリメント SNS話題沸騰中の【グラミープラス】はこちら棚卸しワークシートで見つかった意外な答え
もし今、自分が分からなくなっているなら。
ぜひ次の四つを書いてみてください。
①楽しかった仕事
②苦しかった仕事
③人から褒められたこと
④時間を忘れてしまうこと
私はこれを書き出しました。
すると驚くほど共通点が出てきました。
楽しかった仕事は全部、
「人との会話」がある仕事。
苦しかった仕事は全部、
「数字だけを追う仕事」。
褒められたことは、
「話しやすい」
「相談しやすい」
「説明が分かりやすい」。
時間を忘れることは、
文章を書くこと。
読書。
誰かの悩みを聞くこと。
そこで私は初めて気づきました。
私が向いているのは、人と心を通わせる仕事なのだと。
それは転職サイトにも載っていませんでした。
適性診断にも出てきませんでした。
自分の人生だけが知っていた答えでした。
そして私はキャリアアップをやめた
ここで少し変な話をします。
棚卸しをした結果。
私はキャリアアップを目指すのをやめました。
え?
と思いますよね。
でも本当です。
私が欲しかったのは昇進ではありませんでした。
肩書きでもありませんでした。
年収アップだけでもありませんでした。
欲しかったのは、
「自分を認める理由」
だったのです。
周りが転職するから。
資格を取るから。
副業を始めるから。
だから私も何かしなきゃ。
そう思い込んでいました。
でも棚卸しをしてみると、
私はすでに好きなことをやっていました。
文章を書く。
人の話を聞く。
誰かの背中を少し押す。
それをブログで続けていました。
足りなかったのは能力ではありませんでした。
自信でした。
もっと上へ行かなきゃ。
もっと成長しなきゃ。
もっと稼がなきゃ。
そう思っていたけれど。
本当に必要だったのは、
「今の私も悪くない」
と認めることだったのです。
キャリアアップの棚卸しを始めたはずなのに。
最後に見つかったのは、
未来ではなく現在でした。
どこか遠くへ行く方法ではなく、
今ここにいる自分を知る方法でした。
不思議ですよね。
人生は前に進むために振り返ることがあります。
もし今、
周りと比べて焦っている人がいたら。
転職サイトを何度も見てしまう人がいたら。
資格の資料請求だけ増えていく人がいたら。
一度だけ立ち止まってみてください。
新しい自分を探す前に、
今まで頑張ってきた自分を見つけてあげてください。
案外そこに、
ずっと探していた答えが隠れているかもしれません。
窓の外では六月の雨が静かに降っています。
今日も世界は忙しく動いています。
でも今夜だけは。
少しだけスマホを閉じて。
自分の人生のページをめくってみませんか。
きっと誰よりも面白い物語が書かれているはずです。
そしてその主人公は、
ずっと探していたあなた自身なのです。





