オートミール×ギリシャヨーグルトで朝の満足度アップ|食べる順番で血糖値スパイク回避

食べる量を減らすほど、心までしぼんでしまう——そんなダイエットを何度もくり返してきた私が、ようやくしあわせに続けられたのは「引き算」ではなく「足し算」の発想でした。
朝いちばんにタンパク質と食物繊維を先取りして、間食は“置き換え”で楽しく満たす。お腹も気持ちも落ち着くから、夜にドカ食いしなくなるし、肌やメンタルまで調子が上向きます。
今日は、私のリアルな工夫と、すぐ試せるコツをぜんぶシェアします。無理なく、かわいく、自分を好きでいられる減量のはじめ方——一緒にアップデートしましょう。
数字よりも「今日もできた」の積み重ねを大事にすることで、体重計の目盛りはあとから追いかけてきます。食べない我慢より、未来の自分を応援する小さな“足し算”。
そのレシピを、私の失敗談もまじえながら、やさしく解説していきます。
「食べない」より「足す」へ。私のダイエット観がひっくり返った日
ダイエットで一番むずかしいのは、体重を落とすことではなく「続けること」だと痛感しています。
カロリーを極端に削ると、私の場合は決まって三日目あたりで反動がきます。集中力が切れて、夜に甘いものへ一直線。翌朝のむくみと自己嫌悪で、また振り出しに戻る——そんなループを何年もさまよいました。
転機は、管理栄養士の友人に言われた「減らす前に、満たすをやってみて?」のひと言。
タンパク質と食物繊維、そして水分を先に“足す”と、食欲の波がゆるやかになって、自然と全体の量が整っていくと聞き、半信半疑でスタートしました。
やってみて気づいたのは、空腹の質が変わること。
胃がスカスカで焦る空腹ではなく、体が静かに「そろそろ」と教えてくれる感覚に近づきました。血糖値のジェットコースターが減るから、イライラや眠気に押し流されにくい。
その結果、仕事のミスも減って、夜のドカ食いも激減。「我慢」による痩せ方より、「満たす」ことで結果として痩せるほうが、生活全体がきれいに整っていくのだと、身をもって理解しました。
痩せるは“自尊心の貯金”
私は、ダイエットは意志の強さテストではないと思います。からっぽの自分にむち打つのではなく、ちゃんと満たしてあげるほど、自己効力感が積み上がります。
朝の小さな成功体験(例:卵とオートミールが用意できた、ボトルの水を飲み切れた)を重ねると、夜まで「できてる私」でいられて、余計な誘惑と距離がとれます。食べないで痩せると、数字は減っても心も同時にしぼみがち。足し算の減量は、体と心の両方に“貯金”を作る行為だと考えています。
行動のチェックポイント
- 朝の最初の一口を、タンパク質か食物繊維にする
- 食べる前に常温の水をコップ1杯
- 主食は「抜く」より「質と量を整える」
- おやつは“置き換え候補”を家とバッグに常備
- 体重より「できた行動」をアプリに記録
夜コンビニダッシュを卒業した話
昔の私は、仕事が詰まった日ほど夕方から低血糖の波に飲み込まれ、終業後にコンビニへ猛ダッシュ。チョコ・揚げ物・菓子パンの三点セットを買って、家に着く前に半分食べてしまうこともありました。
ある日、午前中にゆで卵2個とサラダチキン少し、オートミールヨーグルト(プレーン)に冷凍ベリーを足して出勤。さらにこまめに水を飲むことを徹底したら、夕方の“荒れ食いスイッチ”が入らなかったんです。帰り道に立ち寄ったのはコンビニではなく、ドラッグストア。炭酸水と無糖のカフェラテを買って、家でゆっくり温かいスープを作りました。「あ、私は自分を大切に扱えるんだ」と静かに嬉しくなって、そこから夜のダッシュは自然と卒業。読者のみなさんは、どんなタイミングで食欲の波が来ますか?その手前で“足し算”できるもの、ひとつだけ一緒に探してみませんか。
小さな根拠、大きな安心
難しい専門用語は置いておいても、私たちの体がタンパク質と食物繊維で「落ち着く」のは体感的にわかります。タンパク質は満腹感を長持ちさせ、食物繊維は消化をゆっくりにしてくれるから、食後の眠気や急な空腹のガクンとした落差が減ります。私はこの“落差”が減ったことで、仕事の合間のつまみ食いがぐっと少なくなりました。つまみ食いが減ると、結局一日の総摂取量がほどよく収まり、体重より先に顔のむくみと肌のざらつきが変わります。鏡を見るたびに「いい感じ」と言える日が増えると、明日もまた続けようと思えるんです。足し算の一歩は、明日の私をやさしくする自己投資。今日から一緒に始めましょう。
朝・昼の“先取り”がその日の私を守ってくれる
私の朝は、タンパク質→食物繊維→主食(少量)の順でスタートします。順番を決めるだけで迷いが減り、忙しい朝でもオートで体にやさしい選択ができるようになりました。具体的には、卵やサラダチキン、豆腐、プロテインヨーグルトなどでタンパク質を確保し、サラダや海藻・きのこ、オートミールで食物繊維を先に。そのあとに主食を“少しだけ”。この“先取り”だけで、午前の集中力と満足度がほんとうに変わります。
先取りの基本ステップ
- 一口目はタンパク質:ゆで卵、納豆、ギリシャヨーグルトなど
- 二口目は食物繊維:サラダ、海藻・きのこ、オートミール
- 三口目で主食を少量:雑穀米、全粒パン、さつまいもなど
- 水分を常温でコップ1杯→カフェインは後追い
- 昼も同じ順番にする(外食でも“順番”だけは死守)
私の平日モーニング
平日は5分で作れる“お助けセット”を固定化。タンパク質と食物繊維のコンボを先に食べると、10時の間食が欲しくならない日が増えます。
| 食材 | 目安量 | 先取りメモ |
|---|---|---|
| ゆで卵 | 2個 | 一口目に食べると満足度が段違い |
| ギリシャヨーグルト | 100〜150g | オートミールをのせて繊維追加 |
| オートミール | 大さじ3〜4 | ヨーグルトやスープに混ぜる |
| きのこ・海藻スープ | 1杯 | 食物繊維と水分を同時に先取り |
| 雑穀ごはん or 全粒パン | 小さめ1 | “少なめ”でOK。噛む回数を増やす |
朝の成功体験は“相乗効果”を生む
朝の先取りができた日は、昼も自然に“順番”を守れます。たとえば外食でパスタを選ぶときも、先にサラダとたんぱく質(チキンやエビ)をつけて、パスタはシェア。食後の眠気が軽くなると午後のパフォーマンスが上がり、残業が減る→帰宅が早まる→夜更かしおやつが消える、という良い循環に。私はこの循環を“自分を守る流れ”と呼んで、朝の10分を大事にしています。
朝食をサボると午後の私が泣く
ある朝、寝坊してコーヒーだけで家を出た日がありました。午前はアドレナリンで走り切れても、12時を過ぎると急に手が震えるような空腹感。ランチはパンとスイーツに飛びつき、午後は眠気で視界がぼんやり。帰宅後の体はぐったりで、夜は無気力にスナックをつまむ……。そんな“負の連鎖”を何度か体験して、私は朝の先取りを「未来の私を助けるお守り」と決めました。それからは、冷蔵庫に“朝一軍”を常備。卵、ギリシャヨーグルト、カット野菜、豆腐、ベリー、オートミール。朝食を食べた自分に「ナイス!」と声をかけると、その日一日の選択がやわらかく整います。あなたの朝の“先取り一品”は何から始めますか?
先取りのコツ
- 冷蔵庫の“一軍トレー”を作る(朝に迷わない)
- 昼は“先サラダ”と“タンパクトッピング”を必ず
- コンビニは“最初にスープと卵”を手に取る
- 週末にゆで卵ときのこソテーを作り置き
- プロテインは非常用。食事が基本、足りない日だけ補助
小ワザ:飽き対策と味変ノート
続けるコツは“おいしい退屈”を作らないこと。ギリシャヨーグルトには塩+オリーブオイルでしょっぱい系、はちみつ+レモンでデザート系、きなこ+黒ごまで和風系。スープは、和風だし、コンソメ、トムヤム風の素などをローテーション。味付けの選択肢が広がるほど「また同じか…」が減り、結果として習慣が安定します。朝は完璧じゃなくて大丈夫。たとえヨーグルトだけでも“ゼロより一歩”が、午後の私をやさしく守ってくれます。
主食は“抜く”より“整える”。白から彩りへ、量はゆるく見直し

私が失敗をくり返した理由のひとつが、「主食は悪者」という極端な思い込みでした。白いパンや白米をゼロにするほど、心がギスギスして、数日後に巨大な反動が来る。そこで“抜く”のではなく“整える”へ方針転換。白→雑穀・玄米、精製粉→全粒粉、量は“いつもより少しだけ”。このゆるさが、生活にすっと溶け込んで、長く続くカギになりました。
主食は“安心の土台”を作るパーツ
主食を適量食べると、脳が落ち着き、体温も維持されます。私は主食をゼロにした時期、手足が冷えて、集中力がぷつっと切れがちでした。今は“先取り”したうえで、小さめの主食をかならず確保。すると不思議と、甘いものへの執着が薄れます。主食は敵ではなく、暮らしの安定剤。種類と量を整えれば、頼もしい味方です。
彩り主食のアイデア
- 雑穀米を炊いて冷凍ストック(100gパックで管理)
- 全粒粉パンは“薄切り”を選ぶ
- さつまいもは朝のうちにふかしておく
- うどん→そば、白パスタ→全粒パスタにスイッチ
- 夜は主食の“半分置き換え”(豆腐・きのこ・キャベツ)
おにぎり一個が救ってくれた残業デー
残業確定の日、私は16時に小さめのおにぎり(雑穀米100g+鮭)を用意しておきます。以前は「夕食をしっかり食べるから、ここは我慢」とスルーして、19時にエネルギー切れ。そのまま菓子パンを2個食べて、夜は罪悪感で食卓が暗くなるのが定番でした。おにぎりルールに切り替えてからは、19時でも安定。帰ってからは野菜たっぷりのスープと、チキン少々で満足できるように。小さな主食が、夜の平和を守ってくれる感覚です。読者のみなさんも、エネルギー切れのタイミングって決まっていませんか?そこに“彩り主食”を一個、さっと足してみてください。
量の見直しは“天びん法”で
量を減らすときは、ただ引くのではなく“天びん”にかけます。主食を30g減らしたら、代わりに野菜を一皿、きのこや海藻をプラス。見た目のボリュームを保ちながら満腹感はキープできるから、心の満足度が下がりません。私はこの“天びん法”で、夜の皿をにぎやかにするのが好き。色味や食感が増えると、同じカロリーでも幸福感が段違いに上がります。
ちょっとだけ理屈
主食の質と量を整えると、食後の眠気とだるさがやわらぎます。結果として活動量が上がり、夜に“動けないからUber…”が減る。つまり、主食を整えることは直接のカロリーだけでなく、一日の行動全体に連鎖します。私はその連鎖を感じてから、主食と仲直りできました。
外食でも“整える”はできる
- カレーは“ごはん少なめ+ゆで卵トッピング”
- パスタは“前菜サラダ+シェア”で量を調整
- 丼ものは“ごはん半分+みそ汁+冷奴”のセットに
- ベーカリーは“ハード系1つ+ナッツやスープを追加”
- ラーメンは“麺少なめ+わかめ・もやし増し”
完璧より“ちょい良い”を拾い続ける
一度の食事で100点を狙う必要はありません。むしろ、60点を毎日続けるほうが、体にも心にもやさしい。主食を少しだけ整えられたら、それは確実な前進です。「今日はできた」その感覚を、どうか大切に抱きしめてください。
パン好きの私が見つけた折り合い
私はパンが大好き。以前は“パン断ち”をして三日坊主の常連でした。今は、朝は全粒粉のトーストを薄切りで一枚、昼はライ麦のハードパンを少し、夜は控える。そんな折り合いで、好きも健康もどちらも大切にできています。パン屋さんでは、甘いデニッシュのかわりに、オリーブやチーズ入りのハード系を選ぶのが最近のお気に入り。噛む回数が増えて満足度が高いから、結果的に量がいらなくなりました。みなさんの“譲れない好き”は何ですか?その好きに寄り添いながら、ちょっとだけ整えていく——そんなダイエットを一緒に続けたいです。
小腹は“置き換え”で味方に。間食を戦略化すると夜がラク
間食は悪者じゃありません。小腹がすいたタイミングで上手に“置き換え”ると、夜のドカ食いリスクが下がり、むしろ体重が安定します。私は“甘い・しょっぱい・ザクザク”の欲を満たしつつ、タンパク質か食物繊維を必ず仕込むのがルール。バッグ、デスク、冷蔵庫——どこにも“置き換え候補”を忍ばせて、選択の余白をつくっています。
置き換えリスト(私の定番)
| 欲のタイプ | いつものおやつ | 置き換え候補 | コツ |
|---|---|---|---|
| 甘い | チョコバー | カカオ高めのビターチョコ+ナッツ数粒 | 口どけをゆっくり味わう |
| しっとり | 菓子パン | ギリシャヨーグルト+はちみつ+冷凍ベリー | スプーンで“デザート化” |
| しょっぱい | ポテチ | 素焼きナッツ+海苔+炭酸水 | 噛み応えと香りで満足度UP |
| ザクザク | クッキー | 全粒クラッカー+チーズ | タンパク質を抱き合わせ |
| 飲みたい | カフェラテ砂糖入り | 無糖ラテ+シナモン | 香りで“ご褒美感”を出す |
おやつは“失敗の証拠”ではなく“調整の装置”
以前の私は、間食=ダメの烙印を押して自分を責めていました。でも本音を言えば、午後に甘いものが欲しくなるのはとても自然。それを否定するよりも、満たしつつ調整する装置にするほうが賢いと気づきました。タンパク質や食物繊維を“抱き合わせ”にしておやつを組むと、次の食事まで穏やかに橋渡ししてくれます。おやつを上手に使える日は、夜の自制心にバトンを渡せるんです。
バック・デスク・キッチンの三拠点配備
- バッグ:ビターチョコ、素焼きナッツ、小袋の全粒クラッカー
- デスク:無糖ラテ用ミルク、ティーバッグ、海苔、炭酸水のストック
- キッチン:ギリシャヨーグルト、冷凍ベリー、きなこ、はちみつ
- 玄関:ウォーターボトル(出かける前に満タン)
- ソファ横:小さなトレイ(食べきり量を目で見て管理)
映画の夜、ポテチをやめなかったのに軽く終われた話
金曜の夜、配信で映画を観るのが楽しみ。以前は大きなポテチとアイスを用意して、翌朝にむくみと罪悪感に揺れていました。いまは、ポテチを“ゼロ”にはしません。小皿に食べきり分だけ盛って、横にギリシャヨーグルト+ベリーと、シュワっとした炭酸水。塩気が欲しくなったら海苔とナッツで口をリセット。気づけば袋を空にしないで満足できて、映画も最後まで集中できました。「置き換え」は、やめるためじゃなく、上手に楽しむための知恵。みなさんはどんな“欲のパターン”が多いですか?自分のパターンがわかると、置き換えの設計がぴたりとハマります。
置き換えの心得
- 量を“最初に小皿に出す”
- 欲のタイプを言語化する(甘い?ザクザク?)
- 必ずタンパク質か食物繊維を抱き合わせ
- 飲み物で香りと満腹感を演出
- 21時以降は“温かい飲み物+タンパク質少量”で締める
会議デーの“橋渡しセット”
会議が続く日は、血糖値の落差が出やすいので、私は会議室に入る前に“橋渡しセット”を用意します。無糖ラテ、ビターチョコひとかけ、ナッツ数粒。たったこれだけで、終了後の“菓子パン暴走”が不思議と起きません。小さく満たし、小さく待つ。これが、午後の私を守るおまじないです。置き換えは“やめる”よりずっとポジティブ。自分の欲を理解して、叶え方を設計できると、ダイエットはぐっと楽になります。
続ける仕組み化:記録・ルール・ご褒美で“明日の私”まで面倒を見る

ダイエットの勝ち筋は、メニューよりも“仕組み”。足し算の減量を毎日に根づかせるために、私は三つの柱を作りました。①記録、②ミニルール、③ご褒美。特別な才能はいりません。暮らしの動線にそっと溶け込ませるだけで、意志力の消耗を最小限にできます。
記録:体重より“できた行動”を残す
私は毎晩、体重の代わりに“できた足し算”を3つだけメモします。「卵を2個食べた」「きのこスープを先に飲んだ」「おやつを置き換えられた」など、行動事実だけ。これは自己肯定感の貯金口座です。数字が停滞しても、行動は前に進んでいるとわかるから、続ける根拠になります。
ミニルール:迷わないための“自動運転”
- 朝の一口目はタンパク質
- コンビニでは最初にスープと卵を手に取る
- 16時に小さなおにぎりorヨーグルトで橋渡し
- 夜21時以降は“温かい飲み物+タンパク質少量”
- 置き換え候補をバッグ・デスク・冷蔵庫に常備
ご褒美:小さく、具体的に、頻繁に
習慣の燃料はたのしさです。私は一週間に一度、続けられた自分へ小さなギフトを用意します。花を一輪、香りのいいハンドクリーム、新しいマグ。食べ物じゃないご褒美が、生活の質をじわっと上げてくれます。
仕組みは“未来の私からのラブレター”
人は疲れた日のほうが多いもの。そんな日にも同じ選択ができるように、動線に仕掛けを置いておく。それは、未来の自分へのやさしさだと思うのです。冷蔵庫の“一軍トレー”、バッグの“置き換えポーチ”、アプリの“できたリスト”。どれも、迷いを減らし、自分を守るためのラブレター。仕組みは私たちを叱らず、淡々と助けてくれます。
三日坊主の私が、気づけば90日
手帳に“できた足し算”を書き始めてから、私は三日坊主を卒業しました。最初の1週間は空白の方が多くて落ち込んだのですが、空白の上から“次にやる一手”をメモしました。「卵を茹でる」「ヨーグルトを買う」「水筒に水を入れる」。それを実行した日、星マークをつける。星が線になり、線がページを越えて続いたとき、胸がじんわり温かくなりました。目に見える成長はゆっくりでも、私の中の“私を信じる力”は確実に大きくなっていました。読者のみなさんも、今日の“できた”をひとつ、メモに残してみませんか。
リアルに役立つ小物リスト
- キッチンタイマー(茹で卵用)
- スクリューボトル(常温の水用)
- 小分け容器(ナッツ・ベリーの計量に)
- 薄いトート(置き換えポーチごと出勤)
- スマホのショートカット(“できた”入力ボタン)
つまずいた日の“リカバリー・プロトコル”
完璧を目指すほど続きません。私は崩れた日のルールを先に決めています。
- 翌朝、まず水をコップ1杯
- ゆで卵を2個食べる(タンパク質を先に)
- きのこ・海藻のスープを一杯
- 昼は“先サラダ+タンパクトッピング”を死守
- 夜は21時までに温かい飲み物で締める
この5つを淡々と実行すると、体も心も一晩でだいぶ整います。「またできる」に戻るのが早いほど、ダイエットはラクになります。
誰のためでもなく、私のために続ける
数字や他人の評価から自由になるほど、ダイエットは優しくなります。鏡の前で笑える自分、朝に軽く歩ける体、午後に穏やかでいられる心。そのために“足し算”を続ける。目的がクリアになると、選択は自然とシンプルになりました。今日もまた、未来の私に小さなラブレターを届ける日になりますように。
おわりに:足し算の一歩は、静かな自信を連れてくる
“食べない”ダイエットをやめて、“足す”を選んだとき、私の毎日はほんの少し軽く、やさしくなりました。朝にタンパク質と食物繊維を先取りして、間食は置き換えで味方に。主食は抜かずに整える。気づけば、夜の自分を責める時間が短くなり、代わりに「できた」を集める時間が増えました。
感動したエピソード
ある週末の朝、公園のベンチで温かいスープを飲みながら、ふと気づきました。「私、ちゃんと自分の味方でいられてる」。ダイエットは誰かにほめられるためじゃない。眠気に負けずに歩き出せる体、気持ちよく笑える肌、集中できる午後。それらを日々受け取るたびに、胸の奥がじんと温かくなります。
足し算の減量は、小さな成功体験の連続です。卵を茹でた、スープを先に飲んだ、おやつを置き換えられた——それだけで今日は十分。未来の私に渡すリボン付きのメモみたいに、ひとつずつ積み重ねていきましょう。そして、もしつまずいた日があっても大丈夫。リカバリー・プロトコルを思い出して、水を一杯。またここから始めればいい。私も、あなたも。足し算は、今日の私を肯定しながら、明日の私をやさしく育てます。一緒に、静かな自信を増やしていきましょう。





