菊芋の栽培について、育て方のコツや植え方、植える時期について詳しくご紹介します
菊芋は、アメリカの北側が原産地で、世界中に自生している植物です。
保存性があまりよくないため、生鮮食材としてはあまり普及していませんが、花びらがヒマワリに似てかわいいことや、根茎が栄養価が高く、食用になることから、育てがいのある植物として知られています。
菊芋の栽培のコツ
- 植え付け時期と方法
- 水やりと肥料
- 支柱と間引き
- 収穫と保存
菊芋の植え付け時期は、暖地や中間地なら2月下旬~4月中旬頃、寒冷地なら4月中旬~6月上旬頃が適期です。菊芋は日当たりの良い場所を好みますが、暑さには弱いので、夏場は朝日だけ当たる場所に置くのが無難です。
菊芋は乾燥に強く過湿を嫌うためやや乾き気味に管理します。植えたときにたっぷりと水を与え、その後は土が乾いてから水やりをします。水やりは、土の表面が乾いている場合に水をあげるようにしましょう。
菊芋は生長すると3〜5m近くまで草丈が伸びることがあります。大きくなってきたら、倒伏防止と株元の日当たりを確保するため、株周りに支柱を立てて麻ひもなどで囲っておきます。菊芋は生育期になると四方に茎葉を伸ばすので、邪魔になるようなら半分くらいに切り戻します。花を観賞するときは、枯れたものをこまめに摘み取ると秋まで長く楽しめますよ。
菊芋は11月下旬~3月頃まで収穫できます。葉茎が茶色く枯れてきた頃、株の周囲にスコップを入れて土を崩し、塊茎を傷つけないように株ごと掘りあげてください。生のままでは保存するのがむずかしいので、一度掘りあげてから土に埋め戻しておきます。それができないようなら土を付けたまま新聞紙に包み冷蔵庫の野菜室で保存します。
菊芋の栽培の注意点
- 土質とpH
- 野生化の防止
- 病気や害虫。
それぞれ詳しく見ていきましょう
菊芋は土質を選ばないと言われていますが、実は弱アルカリ性の土が好ましいです1。酸性の土では塊茎が太らないことがあります。
菊芋は繁殖力が強く、根茎が横に広がって増えます。そのため、野生化すると根絶やしにすることがむずかしくなります。
菊芋は病気や害虫に強いと言われていますが、完全に免疫があるわけではありません。
まとめ
菊芋を栽培する際の摘心や剪定の方法とは何でしょうか?
菊芋は成長期には多くの茎葉を四方に伸ばすため、邪魔になる部分を半分くらいに切り戻すとよいでしょう。また、花を楽しみたい場合は、枯れた花をこまめに摘み取ることで、秋まで長い間楽しめます。
菊芋の病気や害虫に関する注意点は何でしょうか?菊芋は非常に強い病害虫に対して耐性を持っていますので、心配する必要はありません。
また、株の場所を移すたびに塊茎の形が悪くなることがあるため、4年に1回は新しい土に植え替え、株分けをすることが推奨されています。
菊芋の収穫に関する方法について教えてください。菊芋の収穫時期は、11月下旬から3月までです。茶色く枯れた葉茎の周りにスコップを差し込み、株を掘り出すように注意してください。
掘り出した後は、一旦土に戻し、乾燥した場所に保存すると長期間保存が可能です。保存方法として、皮を剥いた状態で冷凍するか、天日干しにして乾燥させ保存袋に入れて、冷暗所に置くとよいでしょう。
菊芋を上手に栽培するためのポイントは何でしょうか?
菊芋は、冷涼な場所が好まれる寒地の野菜です。
塊茎がたくさんつくため、根絶には手こずる場合があります。そのため、畑や庭で栽培する際は、他の作物から離れた場所に植えることをおすすめします。
また、収穫時に根を残さないように注意することが大切です。収穫後、土に埋め戻した菊芋が自然に芽を出すため、増やしやすい野菜でもあります。
以上、菊芋の栽培に関する基本的な知識をご紹介いたしました。初めて栽培する方も、これを参考に上手に菊芋を栽培してみてください。
「菊芋を愉しむための育て方
我が国各地に在る菊芋は、栽培が意外と簡単です。実を言うと、そのままにしておくと増殖しすぎてしまうことがあるため、管理を適切に行うことが肝心です。虫害や病気の心配もほとんどないため、プランター栽培が特におすすめです。」
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