つい余計なものを買ってしまう夜に気づいた、カゴの中身とお金の使い方の小さなクセ

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    スーパーのカゴの中身でバレる?節約できない日の共通点とゆるく整える暮らしのヒント

    買い物をする女性


    「一生貧乏」はスーパーのカゴの中に表れる?「お金持ちカゴ」って、ちょっとだけ苦い言葉だと思った夜

    夕方のスーパーって、なんであんなに人の生活がにじむんだろう。

    冷房の少し乾いた風にあたりながら、入口近くの野菜コーナーを抜けて、お惣菜売り場のあたりまで来ると、揚げ物の匂いと、焼きたてっぽい甘いパンの香りがふわっと混ざってきて、私はだいたいそのへんで一回、予定を見失います。今日は鶏むね肉と卵と豆腐だけ買うつもりだったのに、気づいたらカゴの中に、ちょっと高いヨーグルトと、期間限定のドレッシングと、なぜかチョコが入ってる。いや、なぜかじゃない。だいたいわかってる。仕事帰りで、ヒールの足がじんわり痛くて、お腹がすいてて、今日くらいはいいでしょ、の顔をした私が、ちゃんといた。

    この前、スーパーのカゴの中身でその人のお金の使い方が見える、みたいな話を見かけて、正直ちょっとムッとしたんです。そんなの、他人に言われたくないし、カゴの中だけ見て人生まで決めつけないでよ、って。けど、そのあとレジ待ちしながら自分のカゴを見下ろしたら、妙に静かになってしまって。入っていたのは、切れてるチーズ、ペットボトルのカフェラテ、値引きシールの貼られた唐揚げ、洗わなくていいサラダ、あと、食べる予定があるのかないのか怪しいスイーツ。なんというか、節約できない女の証拠品、みたいに見えてしまったんですよね。そこまで言うの、我ながら感じ悪いんですけど。

    最近は食品の値上げが続いていて、2025年8月には主要食品メーカー195社で家庭向け飲食料品1010品目が値上げされたそうで、調味料や乳製品、加工食品の上昇が目立ったとされています。毎日の買い物が、前よりじわじわ重たいのは気のせいじゃなかったらしいです。

    それで、「お金持ちカゴ」とか「貧乏カゴ」とかいう言い方が、Threadsでも記事でも、ちょこちょこ流れてくるようになって。値段を見ずにカゴに入れる人がいたり、一度入れたものを棚に戻す瞬間の気持ちを語る投稿があったりして、みんなわりと、買い物かごに自分の機嫌とか見栄とか疲れとかを入れてるんだな、と妙に生々しく感じました。

    でも、たぶん私は、「お金持ちカゴ」という言葉そのものより、カゴの中にその日の心が出てしまう感じがちょっと怖かったんだと思います。

    だって、ちゃんと暮らしたい気持ちはあるんです。
    あるんですけど、毎日ちゃんとできるほど、私は立派じゃない。

    冷蔵庫に豚こまと小松菜があれば、何かしら作れるってわかってるのに、帰宅してメイクを落とす前にベッドへ倒れ込んだらもう終わりで、そこから復活して料理する体力なんて、よほど機嫌がいい日しか残ってない。だからスーパーでも、切るだけ、温めるだけ、開けるだけ、にすごく惹かれる。惹かれるというより、救われる。なのに、そういうものほど、会計のときに地味に高い。

    一人暮らしあるあるなんですけど、安いからって三袋セットのもやしを買って、二袋しなしなにさせたこと、たぶんあるじゃないですか。
    私はあります。
    しかも一回じゃないです。
    節約しようとして買ったのに、最後は「ごめん」って気持ちで捨てるあの感じ、誰にも見せたくない小さい恥なんですよね。

    逆に、ちょっといい醤油とか、ちゃんとしたみりんとか、買うときは高いなと思うのに、結局それがあると家で食べるごはんの満足度が上がって、変な時間のコンビニ寄り道が減ったりする。安いものだけ集めたはずなのに、満たされなくてお菓子を足して、飲み物も足して、ついでにアイスも足して、気づけば高くつく、あの現象。あれ、思い出すたびに、私は家計簿の敵は私だなってなります。

    All Aboutの記事では、加工食品や清涼飲料水、総菜に寄りすぎるカゴより、旬の野菜や果物、肉や魚、基本の調味料が入ったカゴのほうが、健康と家計の両立に向きやすいと書かれていました。ペットボトルの麦茶ではなく、ティーバッグや自宅で作る飲み物のほうがコストを抑えやすい、という指摘もありました。

    そういう話だけ聞くと、はいはい、ちゃんと料理して、ちゃんと保存して、ちゃんと暮らせる人が勝つんでしょ、って少し拗ねたくなるんです。
    だってこっちは、仕事終わりにスーパーへ着いた時点で、もう八割くらい負けてる日もあるから。

    しかも空腹で買い物に行くと、購入金額がかなり増えやすいという話まであって、ある紹介記事では六割強増える研究結果に触れていました。お腹がすいた状態でスーパーへ行くと、唐揚げも、菓子パンも、普段はスルーできる妙な新商品まで、全部こっちを見てくる。あれ、私が意思弱いだけじゃなかったのか、と少し安心して、でも安心してる場合でもないなと思いました。

    あと、これも言いにくいんですけど、レジに並んでるときって、他人のカゴを見ちゃいませんか。
    見ないふりして、見ちゃう。
    ネギと豆腐と鶏肉と大きいヨーグルトだけ、みたいなカゴを見ると、あ、この人ちゃんとしてる、って勝手に思ってしまうし、逆にスナック菓子とカップ麺とお酒が多いカゴを見ると、今日しんどかったのかな、とか、余計なお世話の想像までしてしまう。
    でも、それってたぶん、自分のことを見てるんですよね。
    人のカゴを見ながら、自分の暮らしを採点してるだけ。

    この前なんて、レジ前で前にいた女性のカゴに、ブロッコリー、鮭、きのこ、無糖ヨーグルト、卵、あと少し高そうなオリーブオイルが入っていて、うわ、強い、って思ってしまったんです。
    何に対する“強い”なのかはよくわからない。
    年収かもしれないし、メンタルかもしれないし、生活力かもしれないし、ただの偏見かもしれない。
    そのあと自分のカゴを見たら、値引きシールの海老カツと、期間限定ポテチと、ラテ。
    もう戦う前から、だいぶ負け顔。

    けど、帰ってから少し考えたんです。
    本当にカゴって、貧乏とかお金持ちとか、そんな単純な話なのかなって。

    節約が上手な人って、安いものをたくさん買う人というより、疲れてる自分の日も見越して買ってる人なんじゃないか、って最近は思います。
    余裕がある日に肉を小分けしておくとか、冷凍うどんを入れておくとか、しんどい日に頼るお惣菜を責めずに一個だけ許しておくとか。
    完璧じゃない自分を前提にしてる感じ。
    それって、貯金テクというより、自分の扱い方が上手い人なんだろうな、って。

    買い物カゴって、性格の通知表じゃなくて、その日のコンディション表なのかもしれません。
    寝不足の水曜日と、ゆっくり起きた土曜の午前中じゃ、同じ人でも中身なんて全然違う。
    生理前で甘いものばかり見てしまう日もあるし、婚活アプリで意味のわからない返事をもらって、帰りに少しやけっぱちでスイーツを二個入れる夜もある。
    あるあるすぎて、書きながらちょっと嫌ですけど。

    Threadsでも、「一度入れたものを棚へ戻す瞬間」に、その人の中で何が起きているか、みたいな投稿が流れていて、すごくわかるなと思いました。贅沢ではない、でもなくても困らない、けど今の自分はちょっと欲しい。その間で揺れて、手を離す。あの数秒って、たぶん金額以上のものを見てるんですよね。(Threads)

    私はわりと、その“戻せない側”です。
    一回カゴに入れたら、なんだか自分の選択を否定するみたいで、そのまま買ってしまうことが多い。
    いや、ただ面倒なだけかもしれない。
    でも家に帰ってレシートを見ると、そんな自分に毎回ちょっとだけ引きます。
    だったら戻せばよかったのに、って。
    その反省を翌週には忘れてるところまで、かなり私です。

    それでも、最近ほんの少しだけ変わったことがあって。
    買い物の途中で、カゴの中を一回見るようになりました。
    節約のためというより、今の自分、どんな気分なんだろうって確認する感じで。
    甘い飲み物が二本入ってたら、今日は疲れてるんだな、とか。
    洗わなくていい野菜ばかりだったら、料理する気ゼロなんだな、とか。
    妙に高い調味料を手に取っていたら、たぶん私は、生活を立て直したい気分なんだろうな、とか。

    それを見て、入れたものを全部戻すわけじゃないです。
    全然そんな立派な話じゃない。
    ただ、ポテチを一袋戻して豆腐を入れる日が、たまにある。
    ペットボトルのラテをやめて牛乳を買う日が、たまにある。
    その“たまに”くらいが、今の私にはちょうどいい。

    お金持ちカゴって、もしかしたら見栄えのいいカゴじゃなくて、レジを通ったあとに自分を責めすぎないカゴなのかもしれません。

    家に帰って、冷蔵庫を開けたとき、
    ああ、これなら明日の自分が少しラクかも、と思える中身。

    今日の自分を甘やかしすぎず、
    でも切り捨てもしない感じ。

    その配分が上手な人を、勝手に「暮らしが上手い人」って呼びたくなるんですけど、私はまだその途中です。
    途中なのに、たまに完成したふりをして、オーガニックの何かを買ってしまう。
    で、使い切れずに冷蔵庫の奥で見つけて、うわぁ…ってなる。
    この、理想の自分を買って、現実の自分が余らせる流れ、ほんと何回やるのって感じです。

    スーパーのカゴの中に、一生貧乏が表れるかどうかは、たぶんまだよくわかりません。
    ただ、あの日の疲れとか、我慢していたこととか、誰にも言ってない不安とか、そういうものはかなり正直に出る気がします。

    安いものを選べた日より、
    自分が何に弱いか少しわかった日のほうが、
    あとから静かに効いてくることもあるし。

    今日のレジ待ちで、あなたのカゴには何が入っていましたか。

    すぐ食べられるもので埋まっていた日、
    ちょっと背伸びした調味料を選んだ日、
    本当は要らないのに、気持ちをごまかすみたいに甘いものを入れた日。

    あれって、浪費だったんでしょうか。
    それとも、なんとか今日を終えるための、必要経費みたいなものだったんでしょうか。

    私もまだ、そのへんの線引きがうまくありません。

    今夜の冷蔵庫の中身と、
    レシートの端に出た合計金額と、
    レジ袋を置いたあとの部屋の静かさの中で、
    少しだけ考えてしまいそうです。

    明日の自分があのカゴを見たら、どんな顔をするのかな、って。

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