男に言ってはいけない言葉……タブーの台詞5

〜「気づけば、母親みたいな言い方してたかも?」〜
先週末、久しぶりに会った彼とごはんを食べていた時のこと。
仕事の愚痴をぽろっとこぼす彼に、つい言ってしまったんです。
「そんなの、ちゃんとやればいいだけじゃない?」
……あ、しまった、ってすぐに気づきました。
その瞬間、彼の顔がふっと曇った気がして。
「今の、完全に“お母さん”だったな、私」と、自己嫌悪に。
恋愛って、慣れてくるとどうしても“ダメ出し”が増えてしまうもの。でも、実はそれが二人の関係を冷やしてしまう大きな原因になるんですよね。
今回は、30歳婚活中の私が、実際に“言って後悔した”タブーの言葉を5つ取り上げてみます。そこに気づいたきっかけや小さなエピソードも交えつつ、誰もが「あるある」と思えるような日常に焦点をあてて書いてみました。
少しでも「共感できた」「気をつけよう」と思っていただけたらうれしいです。
「ちゃんとしてよ」って言っちゃう時
彼の部屋が散らかっている時、遅刻した時、あるいはデートの予定を立ててくれない時。「ちゃんとしてよ」って言いたくなる場面、ありませんか?
でもこれ、男性にとっては“責められてる”感が強く残る言葉なんです。
私も、何気なく口にしていた一人。だけど、ある日彼がポツリと言ったんです。
「いつも“ちゃんと”って言われると、自信なくなるんだよね」
この一言が、私の胸にぐさっと刺さりました。
“ちゃんと”の基準って、自分の基準でしかないのに、それを押し付けてたんだなって。
以来、そういう時は「こうしてくれるとうれしいな」って伝えるようにしています。すると、不思議と彼も前向きに動いてくれるんですよね。
この前も、旅行の準備が全然進んでなくて、前なら「まだ準備してないの?」と言っていたかもしれません。でもその日は、「このTシャツ似合いそうだから持っていこうよ」って声をかけたら、笑って「じゃあそれにする!」と即決してくれたんです。
「ほんと頼りないなあ」ってつい本音が出ちゃった時

ある雨の日、傘を持ってない彼がずぶ濡れで現れたことがあって。
「ほんと頼りないなあ〜」って冗談まじりに言った私。
その時は笑ってたけど、後から「今日、言われて地味に凹んだ」とLINEが来てびっくりしました。
男性は、女性に“頼りにされたい”という気持ちが強い人が多いんだと、改めて実感しました。
実はこの日、彼は急にお客さん対応が入って予定より1時間も早く家を出てきてくれてたんです。それを後から知って、私はもっと胸が痛くなりました。
それ以来、傘を持ってない彼には「じゃあ、今日は私の傘に入れてあげる♡」なんて、ちょっと可愛く甘えてみたりしています。
その方が彼も笑ってくれるし、私自身も“かわいい女”でいられる気がします。
「どうせ○○でしょ?」って決めつけちゃった時
寝坊癖がある彼。朝の待ち合わせのたびに少し遅れてきて、「また?」と思ってしまうこと、何度かありました。
ある日「どうせまた寝坊でしょ〜?」って言った瞬間、彼の表情がスッと曇ったんです。
「どうせ」は、相手の可能性を否定する言葉。その日は実は電車の人身事故で遅れただけだったんですよね。
本人も「頑張って変わろうとしてるのに、何も見てくれてない」って感じちゃったのかもしれません。
今は、「今日は何があったの?」ってまず聞くようにしています。そこから“話を聞くモード”に切り替えると、自然と信頼感も生まれてくる気がしています。
そしてその日、彼が「ちゃんと来たかったんだよ」と言ったその一言に、胸がじーんと熱くなりました。
「前の彼は〜だったのに」って比較しちゃった時

これは本当に、今思えば大反省案件です。
「元彼はこういうとき、いつもしてくれたんだよね〜」
軽いノリで言ったつもりだったけど、その後、彼は明らかに不機嫌になり、ずっと無言。帰り際もどこかよそよそしくなってしまいました。
比較は、相手に劣等感を与えるだけじゃなく、あなた自身の印象も悪くなる行為です。
しかも、私自身が前の彼に未練があるように受け取られても仕方ない表現でした。
今は、何かしてほしいことがあっても「〇〇してくれたら嬉しいな」と素直に言うようにしています。その方がずっと気持ちよく受け取ってくれるし、自分も後悔しなくて済みます。
「子どもみたいだね」って言ってしまった時
彼がゲームに夢中になってて、話しかけても反応が薄かったある日の夜。
ついイラッとして、「子どもみたいだね」と言ってしまいました。
でも、その後、私もドラマの最終回を見ているときに同じように集中していたことを思い出して、ハッとしたんです。
お互いの“夢中になれるもの”を尊重するって大事なんですよね。
今は「終わったら少し話そっか」って声をかけています。すると、彼も「ちょっとだけ待っててね」と返してくれるようになりました。
「言わなきゃ分からないの?」ってイラっとした時
家事の分担や、デート中のちょっとした気遣いにモヤモヤして、「なんで気づかないの?」と思うこと、正直あります。
そんなとき、「言わなきゃ分からないの?」と責めるように言ってしまっていました。
でも、ある本に書いてあった言葉にハッとしたんです。
“察する”は、日本の文化。でも、男性はその“察する”を得意としないことが多い”
それを読んでからは、なるべく「○○してもらえると助かるな」や「△△お願いできる?」と具体的に伝えるようにしています。
先日も、「お風呂掃除、週1回でいいからお願いしたいな」って言ったら、「OK!それならやるよ」と快く引き受けてくれました。
表:男性が言われて傷つく言葉ランキング(30代女性調査・編集部アンケートより)
ランキング | 言われた言葉 | 傷つき度(10点満点) |
---|---|---|
1位 | 「頼りないなあ」 | 9.2 |
2位 | 「どうせ○○でしょ?」 | 8.8 |
3位 | 「ちゃんとしてよ」 | 8.5 |
4位 | 「子どもみたいだね」 | 8.0 |
5位 | 「元彼は〜だったのに」 | 7.9 |
※2025年3月編集部調査(30代女性100名アンケート)
小さなひと言が、大きな優しさに

恋愛も婚活も、「やさしさ」と「思いやり」の積み重ねが何より大切。
30歳独身婚活中の私は、つい“察してほしい”とか“こうあるべき”で考えがち。でも、彼には彼のリズムや価値観があるって、ようやく気づけてきました。
ふとした一言が、相手の心をふっと軽くすることもある。
逆に、ふとした一言が、相手の心をぎゅっと締め付けてしまうこともある。
だからこそ、言葉を選ぶって大事。
そしてそれは、きっといつか“ママになった時”にもつながっていくんじゃないかな、と思っています。
「男の人って、難しいな〜」って笑いながらも、ちょっとずつ歩み寄っていける自分でありたいなって思います。
今日もまた一つ、“やさしい言葉”を探す一日。
次回は、「婚活でよく聞かれるけど困る質問集」について書いてみたいと思っています。読んでくれて、ありがとうございました♡
