菊芋は是非「生」で食べてください。
生で食べるのが一番簡単で、季節感を味わえます。
旬の時期に菊芋を味わうなら、やっぱり「生」の菊芋をおすすめします。
真っ白でみずみずしくほのかな土の香りを楽しめます。(ゴボウのような香りです)。食べると甘くたんぱくな味わいとシャキシャキした食感が楽しめます。
最も簡単に生の菊芋を食べるのであれば、居酒屋メニューでよくある。もろきゅー(もろみをつけて食べるキュウリの事)のようにして食べるといいともいます。
もろみがない時は、味噌みりんと七味を少々混ぜたもので代用できます。
菊芋を良く洗って、芽や赤くなっている部分を取り除きます。食べやすい大きさに切って混ぜ合わせてつくった味噌をつけて食べます。
少し土の香りがするので、抵抗のある人は、たっぷり味噌をつけてください。
菊芋を小さくみじん切りにして、鰹節、しょうゆ、ネギなどと混ぜて、豆腐のやくみとして食べるのもおすすめできます。
こちらはそれほど量を食べることはできませんが、いろんなアレンジで楽しむことができます。
辛いのが好きな人は、一味を加えてもおいしいですよ。
菊芋をサラダにして食べるなら、キュウリと人参を合わせてください。
理由は彩も良くなるし、食感も最高です。
菊芋の芽や赤くなった部分を取り除き、千切りにします。キュウリや人参も千切りにします。
わかめなどもあれば追加します。
あとは、イタリアンドレッシングなどであえれば、おいしいシャキシャキサラダの出来上がりです。
菊芋の栄養だけでなく、キュウリや人参の栄養も取ることができるのでおすすめです。(もちろんダイエットにも役立ちます)
■大きな菊芋は焼いて食べることをおすすめします。
大きな菊芋は、ホクホクとした食感を味わうことができるので、是非焼いて食べてみてください。
しょうゆ、みりん、酒、さとうで照り焼きにしていいし、オリーブオイルと塩コショウでシンプルに焼いても美味しいです。
サクサクホカホカの菊芋が味わえます。
しっかり焼かなくても、表面がきつね色に代わればOKです。
千切りをした菊芋と同じく串切りにした玉ねぎ、それにシメジを合わせて、バターを溶かしたフライパンで焼きます。その後、グラタン皿に移しかえて、とろけるチーズをのせてオーブントースターで焦げ目が付くまで焼きます。仕上げは乾燥パセリをぱらっと振りかけます。
煮て食べるのであれば、菊芋の肉じゃがをおすすめします。菊芋は、割と小さめの方が食べやすいと思います。
大きいと少し硬さがあるので、食べにくい時があります。
肉じゃがを作る要領で作ればOKです。豚バラ、玉ねぎ、人参、シラタキを用意しいます。あとは、水にだしの素、ごま油、醤油、みりん、砂糖を混ぜて煮込みます。
アレンジとしては筑前煮などもできます。豚肉が鶏肉に、シラタキが普通のこんにゃくに、あとは、レンコンやタケノコを追加するだけです。
少しおしゃれに食べたいのであれば、アヒージョもおすすめです。アヒージョの場合、いろんなキノコを用意しておくと、それらしくなります。しめじ、しいたけ、マッシュルーム、まいたけなど。
■油で揚げるならば、かき揚げをおすすめします。
菊芋は、ゴボウと似ているので、かき揚げに最適なんです。人参、玉ねぎと一緒に千切りにした菊芋を衣に付けお玉やスプーンを使って油の中に入れてさっくりと揚げます。
菊芋を蒸して食べるならば、ホイル焼きが簡単でおすすめです。この時、タラなどの白身魚、きのこ、長ネギなどと一緒にホイル焼きをしましょう。菊芋は、薄くスライスしておくと火の通りも良いです。
アルミホイルに白身魚、きのこ、長ネギ、菊芋をいれて包みます。フライパンにアルミホイルの堤と1~2㎝ほどの水を入れて、蓋をして沸騰させます。沸騰したら、火を弱くして15分ほど蒸します。
菊芋をおかずにするのが面倒な時には、菊芋の炊き込みご飯がおすすめです。
ご飯を炊くときに、菊芋を食べやすい大きさに切って入れます。この時、サバの缶詰も汁ごと一緒に入れます。
あれば、生姜もスライスして入れます。
ポイントは、すぐに炊き始めるのではなく、30分~1時間放置したのちに、炊き始めると味がしっかりします。
その他には、豚汁やポトフなどにもアレンジできます。
菊芋と聞くと、あまり料理のレパートリーが無いように思われますが、ゴボウの料理と思って作れば、意外とレシピはあるものです。
ゴボウときくときんぴらごぼうを思い浮かべる人もいると思いますが、まさに菊芋のきんぴらは、作り置きのレシピとしても大活躍します。
菊芋にアク抜きは必要なのでしょうか。
菊芋を使った料理が面倒な人には、菊芋のサプリメントがおすすめです。
菊芋のサプリメントを調理に使うならば、顆粒の菊芋サプリメントの購入をおすすめします。
料理にちょっと混ぜるだけで、菊芋の効果が期待できます。
菊芋をたっぷり使ったレシピ
■菊芋と旬の野菜のトマトスープ
菊芋は皮をむいて1口大にカットする
トマト、玉ねぎ、にんじん、セロリ、ベーコンを1cm角に切り、しめじはほぐします。
鍋にオリーブオイルをひいて中火にかけ、しめじ、トマト以外の材料を炒めます。
全体に火がとおり、とろりとしてきたら塩としめじを加え、さらに1分ほど炒めます。
更にトマトと水、鶏ガラスープの素を加えて火を強め、煮立ったところでアクをとり菊芋を加えます。
火を弱めて蓋をして約10分ほど煮ます。塩、こしょうで味を整えます。
■菊芋団子の汁
菊芋は皮をむいてすりおろします。水分を軽くしぼり、しぼり汁はとっておきます。
鶏のひき肉、刻みねぎ、片栗粉、塩、こしょう、酒をボウルに入れて全体がひとまとまりになるまでこねます。食べやすい大きさに丸めます。
鍋にだし汁と塩、菊芋のしぼり汁を入れて火にかけて煮立ったら菊芋団子入れてアクを取ります。
火を弱めて蓋をして4~5分煮ます。
おわんによそって、ゆずや三つ葉などをあしらいます。
■菊芋ご飯
菊芋は皮をむき、食べやすい大きさに切ります。塩を入れただし汁を少し煮立て3分ほど菊芋を煮ます。そのまま冷まして、菊芋に味がよく染み込むのを待ちます。
普通にご飯を炊き、炊き終わったら、先程の菊芋の水気を切って加えます。その後15分ほどむらせば、菊芋ご飯が出来上がります。
■菊芋の鉄板焼
ボウルに卵を割理入れて溶き、だし汁と塩を加えて混ぜます。
小麦粉、すりおろした山芋、皮付きのまま千切りにした(すりおろしてもOK)菊芋、干しエビの順に加えて混ぜます。
フライパンかホットプレートに油をひいて、薄めに流し入れて焼き色がつくまで焼いたら、ひっくり返して両面こんがり焼きます。
お好み焼きと同じようにソースやマヨネーズなどをかけます。
■菊芋のハンバーグ
菊芋は皮付きのママ7mmくらいの厚みに輪切りにして置きます。油をひいたフライパンで輪切りにした菊芋を両面こんがりと焼きます。(厚めに切っているので、先に火を通しておきます。)
いつもどおりのハンバーグの真ん中に菊芋を入れて小判型に整えます。油をひいて熱したフライパンで中に火が通るまで中火で両面をこんがり焼きます。
菊芋はお肉に負けない存在感と香りを出すために皮付きのまま使うのがポイントです。
■菊芋とサワラの香草蒸し
サワラ(白身魚ならなんでもOK)に塩をふって10分おき、水気をとって大きめの削ぎ切りをします。菊芋はスライス、長ネギは斜めにスライスします。
器にサワラをおき、その上に長ネギと菊芋を乗せてお酒を振ります。ラップをかけて600㍗の電子レンジで4?6分加熱して火を通します。千切りにした大葉を乗せれば完成です。
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