菊芋を食べて血糖値の数値を正常化しましょう

菊芋について

糖尿病は、現在に日本人の5〜6人(予備軍も含む)に一人が罹患していると考えられています

糖尿病は、血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。

血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことで、誰でも食事のあとに上昇します。

通常は、インスリンのというホルモンの働きにより、血糖値をコントロールします。

しかし、何らかの原因で、インスリンの分泌が低下したり、働きが悪くなったりして、食後に急上昇した血糖値がなかなか下がらず、ずっと高い状態をキープしてしまうのが、糖尿病です。

高血糖の状態が長く続くとなぜ危ないのでしょうか。

血糖値が高い状態が続くと、多すぎるブドウ糖によって血管が傷つき動脈硬化が進行します。更に高血糖状態が長期間続くことによって、体の免疫力が落ち風や肺炎(今ならコロナウィルス)などにかかりやすくなります。

糖尿病は、初期の段階では、全く自覚症状が現れないことが、とても厄介です。

最初に異変に気がつく自覚症状として、喉の乾き、頻尿、異常な空腹感、疲れ、歯周病の悪化などがあります。

このような自覚症状が出始めたときは、すでに重症化しています。網膜症、腎症などの合併症を疑ってください。

合併症には、大きく分けて2通りあります。細い血管にダメージを及ぼす「細小血管症」と大動脈など太い血管に起こる「大血管症」です。

  • ■細小血管症
    神経障害
    網膜症
    腎症
  • ■大血管症
    壊疽
    脳卒中
    虚血性心疾患

この他にも糖尿病は、がんや認知症の発症リスクも高めます。

がんの発症リスクは、糖尿病患者でない人と比較すると、肝臓がんで1.97倍、膵臓がんで1.85倍、結腸がんで1.4倍、すべてのがんで1.2倍高いとされています。

認知症においては、脳血管性認知症で2.5倍、アルツハイマー型認知症で1.5倍になります。

これら、合併症の発生リスクは、血糖値をコントロールすることで、リスク回避できます。

高血糖にならないように、糖質を制限すればいいじゃないかと言う人のいますが・・・

近頃ダイエットといえば「糖質制限」や「低糖質ダイエット」などを行う人が多いと思います。
糖尿病の人や糖尿病予備軍の人も同様の方法で、数値を改善しようとします。

しかし、あまりやる過ぎると、糖尿病の急性合併症のひとつ正常血糖ケトアシドーシスになり、食事を摂ることができなかったり、脱水症状、意識障害を引き起こす可能性もあるのです。

糖尿病治療薬を飲んでいる人は、特に注意が必要で、治療薬に加え無理な糖質制限によって、体内の糖が極端にヘリ、弱酸性物質である「ケトン体」が増え、血液が酸性に傾くのです。

血糖値をあげないようにするには、腸がポイントなんです

人間が最も栄養を摂取、吸収する場所が腸なんです、腸は消化器の中で唯一、栄養と水分を吸収できる器官です。

胃でどろどろにした食べ物を腸で更に細かい栄養素に分解・消化し吸収するのです。体内にたまると有害な食べ物やカスは排出してくれる役割もあります。

この腸が実は、血糖値のコントロールにすごく関係しているのです。

腸内には腸内フローラと呼ばれる細菌が100〜1000種類、合計500兆〜1000兆個の細菌が生息しています。

この腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌と日和見菌(優勢な菌に傾く都合の良い菌)にわけられます。

血糖のコントロールがうまく行っている人は、言うまでもなく「善玉菌」が多いそうです。善玉菌が多いと、コレステロールの値も下がってきます。

つまり、腸内環境を整えることで糖尿病になりにくくなるのです。

菊芋に含まれる不溶性食物繊維(イヌリン)が胃や腸で水を吸収して膨らみ、腸を刺激して、ぜん動運動(便を排出しようとする動き)を活発にします。

菊芋を食べて、最初に便が出やすくなったと感じる人が多いのはそのためです。

また菊芋は、柔らかい食べ物ではないので、よく噛んで食べます。よく噛むことで満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防ぐ効果もあります。

水溶性食物繊維は、腸内で水に溶けてドロドロになり、食べ物を包み込んでゆっくりと進みます。
これにより腹持ちが良くなることに加え、小腸での糖の吸収を抑制することで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができるのです。

食物繊維が腸内で分解される過程で、生まれる「短鎖脂肪酸」糖尿病にならないための大きなポイントです。

この短鎖脂肪酸は、糖尿病を改善すると同時に、天然の「太らない薬」でもあるのです。

腸内細菌は、オリゴ糖や食物繊維などの多糖類を餌として、腸内フローラを維持するためのエネルギーを獲得しているのです。その際腸内細菌が作り出すのが、短鎖脂肪酸なのです。

短鎖脂肪酸とは、酪酸、酢酸、プロピオン酸といった脂肪酸の総称です。短鎖脂肪酸、中でも酪酸は、腸内フローラを整えてくれます。腸の炎症を抑制してがんなどの病気を予防・改善し免疫料を高めてくれる働きがあります。また最近になって酪酸には、肥満を予防する効果もあることがわかりました。

これら一連の流れを促してくれる食物が、「菊芋」なのです。

菊芋は、道の駅などで生のものを購入し調理して食べるもよし、乾燥させて保存食にして、年間を通じて摂取するのもよし、菊芋サプリメントを購入して、いつでもどこでも飲む事もできます。

いろんな方法で摂取できるので、ぜひ菊芋の摂取をご検討ください。

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血糖値豆知識

夕食後に果物を食べるのはやめましょう。
果物をためるのなら朝食か昼食に食べるのが血糖値管理のコツなのです。

果物には、各種ビタミンや食物繊維、ミネラルやポリフェノールなど身体の健康維持に欠かすことができない栄養成分がたくさん含まれています。

野菜と果物を積極的に摂ると、

  • 胃がんや肺がんのリスクを下げる
  • 認知機能の低下を予防する
  • 動脈硬化を防ぐ

といった効果が期待できます。

厚生労働省と農林水産省が制作している「食事バランスガイド」では、「1日に200gの果物を摂取すること」を推奨していますが、日本人の6割以上が摂取不足というのが現状です。

これだけを見ていると、積極的に食べたい果物ですが、果物には糖質の一種「果糖」が豊富に含まれています。

果糖は、体内に摂り込まれた後、その10%~20%が肝臓でブドウ糖に変換され、残りは果糖として血液中に流れます。そのため同じ糖質であるデンプンに比べ、血糖値の上昇は約20%に過ぎません。

とはいえ、空腹時、インスリンが不足している状態で果糖を摂取すると、肝臓で変換されるブドウ糖の量が増加し、血糖値を上げてしまいます。また、果糖は肝臓で中性脂肪に変換されるため、ふとやすく、インスリンの効きを悪くさせることに繋がります。

加えて果糖には、血糖値の上昇に即つながるブドウ糖やショ糖(砂糖)も多く含まれていますので、夕食での摂取、また朝食や昼食とはいえ「食べ過ぎ」にはくれぐれも注意しましょう。

果物と聞くとイメージがいいので、食事の代わりに果物を食べているという人もいると思いますが、インスリンが不足している状態で果物をたくさん食べると、デンプン以上に血糖値を上昇させてしまうので注意しましょう

 

 

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