「いい人がいない」と感じる夜に読む、恋で消耗しない相手を選ぶ判断の軸

今夜、スマホを閉じたあとにふっと出てくる言葉があります。「いい人がいない」。
口にした瞬間はラクなんです。だって、自分が選ばれない痛みを見なくて済むから。でもね、私も何度も言ってきた側だからこそ、今ははっきり思います。
「いい人がいない」じゃなくて、“いい人を見抜く目”がまだ育っていないだけ、って。条件も優しさも将来性も見るのに、なぜか見落とすポイントがある。
それは「一緒にいて疲れるかどうか」。恋ってドキドキするもの、って刷り込みが強いほど、安心を「物足りない」で切ってしまう。するとまた同じ沼に戻るんです。恋愛は運じゃない。
判断力。今日は、私が婚活をしながら痛いほど学んだ“選ぶ目”の育て方を、同世代のあなたにそっと渡します。読み終わる頃には、「いい人がいない」って言葉の代わりに、次の一手が見えているはずです。
「いい人がいない」の正体は“見る目の未成熟”だった
条件チェックは得意。でも「疲れるか」は見ていない
婚活をしていると、プロフィールの条件を見るのは当たり前ですよね。年収、職業、身長、家族構成、価値観…。私もシートにメモして、比較して、頭の中でランキングしていました。
でもそのときの私が見ていなかったのは、生活に近いところでした。「この人と一緒にいると、私は呼吸が浅くならない?」ってこと。
条件が整っている人ほど、こちらも“ちゃんとしなきゃ”モードに入りやすいです。敬語が抜けない、沈黙が怖い。そういう相手と会うと、帰り道でどっと疲れます。
そんな恋は、最初は「好きだから頑張れる」に見えても、いつか「頑張らないと続かない」に変わります。
心のチェックリストです。
- 会ったあと、体が軽い/重い
- 話している最中、笑顔が作り物になっていないか
- 帰宅後に自己反省会が始まっていないか
- 次の約束が「楽しみ」より「義務」に近くないか
- 連絡が来た瞬間、ホッとするか、胸がざわつくか
恋愛の正解探しじゃなくて、心の消耗度の目安です。条件より先に、ここを見てほしいんです。
私の私見ですが、恋愛でいちばん怖いのは「疲れていることに慣れる」ことです。人は慣れると、しんどさを“自分の努力不足”だと勘違いして、自分を削って帳尻を合わせようとします。
そうなると美容も睡眠も食事も崩れて、気づいたら「私、何のために恋してたんだっけ?」ってなる。だから私は、会う前より顔色が悪くなる相手とは、条件がどれだけ良くても一度立ち止まります。
恋はあなたの生活を良くするためのもの。あなたの元気は恋より優先でいいんです。スマホを握りしめて眠れない夜が増えているなら、それは十分なサインです。
サインは派手じゃなくて、静かに積み上がるからこそ怖い。だからこそ、早めに気づけた人が次の恋で幸せになります。
「優しい」の内訳を分解すると、嘘が見えなくなる
優しい人がいい。わかります。私もそう思います。だけど「優しい」にも種類があるんです。
たとえば、こちらの話を聞いてくれる優しさ。体調を気遣ってくれる優しさ。価値観の違いを受け止めてくれる優しさ。逆に言うと、優しさっぽいけど、実はあなたを不安にするものもあります。
私が一度ハマったのは、“機嫌のいいときだけ優しい”タイプでした。会うと楽しいし、言葉も甘い。でも、意見が違うと急に黙る。返信が遅い理由を聞いたら、ふっと圧をかけてくる。これって優しさじゃなくて、「気分で世界の温度を変える力」なんですよね。
優しさを見抜くために、私はこうやって分解して見ています。
- あなたの境界線を尊重する(NOを言っても態度が変わらない)
- 小さな約束を守る(時間、連絡、言ったこと)
- 感情の処理をあなたに丸投げしない
- 謝るときに言い訳が少ない
- 人前と二人のときで人格が変わらない
“優しい気がする”ではなく、“安心できる行動がある”かどうか。ここを見れるようになると、恋の精度は上がります。
条件のいい人ほど、私が小さくなった夜
これはちょっと恥ずかしい話なんですが、書きますね。
以前、いわゆる条件が良いと言われる人と何度か会っていました。仕事も安定、会話も上手、見た目も清潔感がある人でした。だから私は必死で、“逃したくない私”になっていました。
デートのたびに新しい服を買って、言葉遣いを整えて、話題も事前に準備。帰りの電車で「今日の返し変じゃなかったかな」「あのとき笑いすぎた?」って反省会。家に着く頃には、恋じゃなくて面接が終わった気分でした。
ある夜、ふと鏡を見たら、口角だけ上げて目が笑っていない私がいました。そこでやっと気づいたんです。相手が悪いんじゃない。私が“安心できる相手”じゃなくて“選ばれそうな相手”を追いかけていたんだって。
ここまで読んで心当たりがあるなら、気づけた時点で選ぶ目は育ち始めています。
ドキドキ=恋、不安=好きの勘違いが、沼を作る

ドキドキの正体は「刺激」かもしれない
恋のはじまりって、心臓が忙しいですよね。通知が来たら手が震える。会う前日から眠れない。そういうドキドキを“恋の証拠”だと思っていると、刺激が強い人に吸い寄せられます。
でも、そのドキドキは恋じゃなくて「不確実さ」から来ている場合があるんです。
返信が来るか分からない。会えるか分からない。気持ちが読めない。だから脳がギャンブルみたいに興奮してしまう。たまに優しくされると当たりが出た気がして、もっと追いかけたくなる。これ、恋の形をしているけど、実態は“追いかけ癖”だったりします。
私は自分の中で、ドキドキを二種類に分けています。
- 未来が楽しみで胸が躍るドキドキ
- 失うのが怖くて胃が縮むドキドキ
後者が多い恋は、短期的には盛り上がっても、長期的には消耗します。あなたの身体は正直なので、ちゃんとサインを出しています。
不安が続く関係は「好き」じゃなくて「慣れ」になりやすい
不安があるのに離れられない関係って、あります。私もありました。
「好きだから不安になる」って言い訳をして、実は不安に慣れてしまっている。安心が分からないから、安心を退屈だと感じてしまう。こういうとき、心は“いつもの沼”に戻りたがります。慣れは強いんです。
ここで整理しやすいように、表にしてみますね。※どちらが“正しい”ではなく、今のあなたの心身に合っているかの目安です。
| 状態 | 体の反応 | 頭の中 | その後に残るもの |
|---|---|---|---|
| 安心がある関係 | 呼吸が深い、眠れる | 自分の予定も大切にできる | 生活が整う、笑顔が増える |
| 不安が続く関係 | 胃が痛い、睡眠が浅い | 相手の機嫌が中心になる | 予定が乱れる、自己肯定感が削れる |
恋愛って、本当は「生活をよくするためのもの」なんですよね。生活が壊れていく恋は、どこかで必ず限界が来ます。
安心を「物足りない」で切る人ほど、相手選びが感情任せになる
ここからは私の意見を、少し強めに言いますね。
安心を「物足りない」で切ってしまう人ほど、恋愛の判断を“感情の波”に任せています。気分が上がる相手=正解、気分が落ちる相手=不正解。これを繰り返すと、相手の中身を見る前に結論を出してしまう。結果、また似たタイプに惹かれて、同じところで泣く。
安心って、最初は地味です。むしろ、拍子抜けします。
でも安心は、後から効いてきます。体調が崩れたとき、仕事でしんどいとき、家族のことで揺れたとき。人生の波が来たときに、あなたの隣で呼吸を合わせてくれる人。それが“本当の優しさ”です。
もし今あなたが「安心って、なんか退屈」って感じるなら、それは退屈なんじゃなくて、“緊張がない状態に慣れていない”だけかもしれません。慣れていないだけなら、慣れればいい。大丈夫、育てられます。
そしてここに、私のちょっとした体験談を置きます。
ある日、メッセージの返信がすごく安定している人とやりとりしていました。私は最初、正直つまらないと思ったんです。駆け引きがないから。
でも、仕事でトラブルがあった日に「今日は大丈夫?無理なら返事いらないよ」って一言が来たとき、胸がふわっと緩みました。恋のドキドキより、生活が救われる感じ。あの瞬間に私は「好きって、こういう温度かも」って初めて思えました。あなたは今、どっちの温度に一番救われたいですか。ほんの少しでも。
恋愛は運じゃない。判断力を育てる具体策

まずは「自分が疲れるパターン」を言語化する
判断力って、才能じゃなくてメモです。私はそう思っています。
恋愛で同じ沼に戻るのは、相手が同じというより、自分の反応が同じだから。まずは“疲れるパターン”を言語化しましょう。言葉にすると、次の恋で早く気づけます。
おすすめは、デート後に3行だけ書くこと。
- 今日、嬉しかったこと
- 今日、違和感があったこと
- 次に会うなら、何を確認したいか
私の私見を言うと、判断力って“相手を選ぶための武器”というより、“自分を守るための灯り”です。恋愛で迷うときって、相手の気持ちより自分の気持ちが見えなくなっていることが多い。
だから私は、迷ったら「この関係で私は自分を好きでいられる?」を最優先で考えます。自分が自分の味方でいられる恋は、多少の問題が起きても立て直せます。逆に、毎回自分を責める恋は、どれだけ好きでも長くは続きません。判断力は、今日明日で完成しないけど、積み上げた分だけ確実にあなたを軽くします。
恋が終わっても、判断力は残る。だから私は、失恋の夜にすら「今の私は学んでる」って小さく思うようにしています。その視点があるだけで、次の恋が少し優しくなります。
これを数回やるだけで、あなたの恋愛のクセが見えてきます。原因が言葉になると、対策が作れます。
見極めのコツ:小さな行動で未来を占う
将来性って、年収や肩書きだけじゃ測れません。日常の小さな行動に出ます。私は次のポイントを見ます。
- 店員さんへの態度が一定か
- 遅刻や変更のとき、説明と謝罪があるか
- 体調や予定への配慮があるか
- 自分の話ばかりになっていないか
- あなたの意見に「それもいいね」と言えるか
これらは派手じゃないけど、結婚や同棲の現実に直結します。
注意したいのは、最初だけ完璧にできる人もいること。私は「一回の印象」より、数回会ったときの“素の態度”を大事にしています。
口で「大事にするよ」と言う人ほど、行動が伴わないこともあります。そこに気づけると、判断力が一段上がります。
ここで、判断力を鍛えるための“質問テンプレ”を表にしておきます。気になる人ができたら、全部じゃなくていいので、会話の中に混ぜてみてください。
| 確認したいこと | さりげない聞き方 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 生活リズム | 休日って何して過ごすこと多い? | 自分の機嫌を自分で取れるか |
| お金の感覚 | 最近買ってよかったものある? | 浪費か投資か、価値観 |
| 衝突の仕方 | ケンカしたらどうやって仲直りする? | 話し合えるタイプか |
| 人間関係 | 友達ってどんな人が多い? | 誠実さ、距離感 |
| 将来の温度 | これからやってみたいことある? | 夢の押し付けがないか |
質問は自分を守るためのものです。あなたの時間は未来の資産です。
判断力が育った瞬間は、泣いた夜の翌朝だった
最後に、私の中で判断力が一段育った日の話をします。
昔の私は、恋愛が終わるたびに「運が悪かった」と言っていました。相手が冷たかった、タイミングが悪かった、縁がなかった。そう言えば、少し楽になるから。
でもある別れの夜、泣きながらスマホのメモを開いたら、同じ言葉が何度も並んでいたんです。
「返信が不安」「急に距離を取られる」「機嫌が読めない」「私ばかり頑張ってる気がする」。
相手の名前は違うのに、私の苦しみ方が同じ。そこではじめて、「これ、運じゃなくて私の選び方だ」って認めました。悔しかったけど、同時に希望も出ました。だって、選び方なら変えられるから。
翌朝、顔を洗って深呼吸して、「次は自分を削らない」と決めました。その小さな決意が、「私の人生の主役は私」という感覚を戻してくれました。判断力は、相手を裁く力じゃなくて、自分を大切にする力だと思います。
恋愛に疲れた夜ほど、「いい人がいない」って言いたくなります。わかります。私もそうだったから。
でも本当は、いい人がいないんじゃなくて、“疲れない人を選ぶ軸”がまだ言葉になっていないだけ。
ドキドキや不安に恋の名前をつけないで、安心の手触りを覚えていく。判断力は、経験とメモと、少しの勇気で育ちます。
今日ここまで読んだあなたは、もう一歩進んでいます。次に誰かと会うときは、条件より先に「一緒にいて呼吸が楽か」を見てください。
そしてもし、安心を物足りないと感じたら、その感覚を否定しなくて大丈夫です。「私、緊張に慣れすぎてたかも」って微笑んであげてください。慣れは上書きできます。
最後に、小さな感動の話を。
最近、友達がぽつりと言いました。「前は恋愛の話すると泣いてたのに、今は笑って話せるね」って。私はその一言で、自分がちゃんと回復していたことを知りました。恋愛がうまくいくことだけが幸せじゃない。自分の判断で、自分の心を守れるようになることが、いちばん大きな前進です。
あなたにも、同じ変化が必ず起きます。焦らなくていい。沼に戻らない判断力を、今日から一緒に育てていきましょう。





