菊芋は、血糖値を下げると言っても薬ではありません。
薬ではなく、あくまでも「食品」です。たまに間違った解釈をする人がいて、菊芋を食べると薬のようにぐんぐんと血糖値が下がると思っている人がいます。しかも一度に大量に摂取する人がいますが、それは、食べ方がも間違っています。
菊芋は、食品のひとつであり「薬」ではありません。
したがって、必ず血糖値の数値が下がったり、劇的に回復したりはしません。
即効性を求めるのであれば、医者に行って薬をもらうほうが「劇的な回復」をします。
菊芋は、食べ続けることで血糖値、及びコレステロールの数値を改善する効果があります。
では、なぜ今菊芋がこれほどまでに注目されているのでしょうか
様々な健康効果が期待できる菊芋ですが、特に食物繊維のイヌリンは、糖質の吸収を抑制する作用からダイエットや高血糖の改善が期待できます。
菊芋では、イヌリンが注目されがちですが、活躍する成分は、イヌリンだけでなくビタミンやミネラル、アミノ酸なども含んでいます。これらすべての相互作用で多くの健康効果が期待できるのです。
菊芋の効果
- 糖質を排出し、血糖値やヘモグロビンA1cの数値を下げる
- 腸内環境を整え便秘を解消してくれる
- 善玉菌を増やしコレステロール値を下げる
- 腎機能を高め、血流を良くする
- 膵臓の細胞再生や回復を促進する（インスリン産生を促す）
血糖値の上昇は、なかなか気が付きません。定期的に行っている健康診断であれば、前回との比較によりどうなっているかがすぐに分かるのですが、痛みを伴うわけでもないので、健康診断を行わなければ、なかなか自覚できないものです。
知らないうちに上がっているのが血糖値です。
日本人の多くは、糖尿病もしくは糖尿病予備軍と言われています。
糖尿病は、食事で摂った糖質（炭水化物）が体内でうまく利用されずに血液中にあふれてしまう状態です。正常であれば、口から取り込まれた糖質は消化されて、ブドウ糖となり血液中から各細胞へ運ばれ、エネルギー源となります。
このとき血液の中にあるブドウ糖を血糖と言います。この血糖をコントロールしているのが、膵（すい）臓から分泌されているインスリンと呼ばれるホルモンです。
このインスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなると血中に糖が残ってしまい、結果糖尿病になるわけです。
糖尿病で恐ろしいのは合併症です。放置することで失明や人工透析の恐れのある糖尿病性網膜症や腎症、手足のしびれ、神経障害、最悪意の場合には、足の切断に至ることもあります。
そうならないためのも、普段の食事に菊芋を取り入れていただきたいのです。菊芋に含まれるイヌリンの働きで、血糖値の上昇、糖尿病の予防ができます。
インスリンとはどのようなものでしょうか。またどのような働きをするのでしょう
インスリンは、膵臓（胰臓）から分泌されるホルモンであり、主に血糖（血液中のブドウ糖または他の糖分）の調節に関与しています。以下に、インスリンの主な機能について詳しく説明します。
まず、インスリンは血糖値を下げる作用があります。食事を摂ると、血中のブドウ糖濃度が上昇します。その際、膵臓のベータ細胞はインスリンを分泌し、細胞内にブドウ糖を取り込むように働きます。これにより、血糖値を正常範囲に保つことができます。
また、インスリンは肝臓や筋肉において、ブドウ糖をグリコーゲンとして蓄える作用を促します。これにより、過剰なブドウ糖が血中に留まりすぎることを防ぎ、エネルギーの適切な調整が行われます。
さらに、インスリンはタンパク質や脂質の合成を促進します。これにより、細胞の成長や修復、エネルギーの貯蔵がサポートされます。
また、インスリンは体内のタンパク質分解を阻害する効果もあります。これにより、体内のタンパク質が保たれ、組織の正常な機能が維持されます。
これらの働きにより、インスリンは血糖代謝の調節だけでなく、全身のエネルギー利用やバランスを維持する上で重要なホルモンとなっています。糖尿病などの状態では、インスリンの分泌や効果が不足するため、血糖の調節が適切に行われず、健康に問題が生じます。
■日本人に糖尿病が多い理由
最近の日本人は、食生活が欧米化しつつも、主食は「白米」です。さらに小麦粉を使ったパンや麺類も大好きです。これらの商品は、糖質が多く、糖尿病になりやすいのです。（もちろんアルコールにも含まれています）
同じように欧米の人たちも食事のときには、パンやパスタなどの炭水化物を食べているのですが、日本人ほど糖尿病の患者は多くありません。
その理由は、食事のときに食べる野菜にあります。欧米人は、菊芋をはじめ血糖値やヘモグロビンA1cを下げるイヌリンを含む野菜を食べているので、糖尿病患者が少ないというのです。
日本でも糖尿病の患者数は、年々増えています。糖尿病（予備軍を含む）になるとまずは食事制限をされます。
その食事制限のときに最も提案される食材が「菊芋」なのです。日本ではまだまだ馴染みがない野菜ですが、ヨーロッパ諸国では、普通に家庭で食べられている食材のひとつです。
欧米で糖尿病の患者が少ない理由がここにあったのです。
なぜ菊芋が糖尿病に効果があるのかといえば、菊芋に含まれるイヌリンという成分が関係したいることがわかったのです。
イヌリンは、人間が消化しにくい難化性水溶性植物繊維のひとつです。口から入ったイヌリンは、消化されることなく腸内ではどろどろになって体の中に残った余分なものを絡め取りながら進んでいきます。このとき体に残った糖質も絡め取っていきます。最終的には、体外へ排出してくれます。
またイヌリンは、短鎖脂肪酸になり腸内分泌を刺激してくれます。刺激をすることで、様々な成分がつくられ、その内のひとつアミド（GLP−１）は、イヌリンの血中濃度を高め血糖値を下げる役目を担います。さらに糖尿病対策として飲んでいる薬によって傷害を受けた膵臓の細胞や回復を促進するという話もあります。
生の菊芋を購入するならば道の駅などで販売しています。ただ、菊芋の収穫の時期が秋から冬にかけてなので、その時にしか購入できません。
1年中菊芋の効果を期待するのであれば、菊芋のサプリメントをおすすめします。
わたしがおすすめする菊芋のサプリメントは「前田の菊芋」です。
粒タイプと顆粒タイプのどちらでも好きな方を選ぶことができます。
私は、持ち運びに便利な個包装の顆粒タイプを選びました。
・「コレステロール値が心配」そんなに気にする必要ないんじゃない？
・菊芋のサプリメントは、コレステロールや血糖値の値を下げるだけではなく、肝臓、特に脂肪肝にも効果が
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